こんにちは。賃貸自動車 大阪店です。
最近気温が上がりだいぶ暖かくなってきましたね。この時期、ガソリンスタンドなどでよく水抜き剤を勧められることがありますが、みなさん、理由はご存知ですか?
ガソリンスタンドの売上を伸ばすためではなく、きちんと理由があるんですよ。
水抜き剤とは、文字通り水を抜くもので、ガソリン添加剤の一種ですが、成分はアルコールで、本来水とガソリンは混ざり合わないですが、水抜き剤を入れることで水とアルコールを混合させてガソリンと一緒に蒸発させて、ガソリンタンク内の水を取り除くものなんです。
ガソリンタンクに溜まる水は年間5〜10ccの数滴程度と言われていて、タンク内に結露した水滴が原因です。
特に冬場ガソリンタンクが長期間、空だった場合、冬に結露した水がガソリンタンクの中に溜まり、それが原因でタンクにサビが発生し、長年放って置くと穴を開けてガソリンが滴り落ちる、なんていう可能性があります。
ガソリンタンク内部の写真です。右の方に幾つかある白い点々がサビによる穴です。。。
また中古車を購入されたばかりのお客様は、注意が必要です。購入が決まるまでの車両の保管状態にもよりますが、ガソリンタンクが空になっていた期間が長いと考えられるので、買ったばかり中古車も水がガソリンタンクに溜っている可能性があります。
水抜き剤はガソリンスタンドやカー用品店で数百円で販売されており、ガソリンの給油口から水抜き剤を入れるだけなので、予防は簡単ですよ。
また投入の効果的なタイミングについてですが、タンク内の結露が終わる時期で冬から春に変わる時期、つまり今です。