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一時停止線は「左右の確認」のためではない?

「止まれ」と道路に書かれた一時停止線、しっかり守ってますか?
徐行はもちろん、厳密に言えば車体の一部が越えて止まった場合も違反となり、違反点数2点、普通車の場合は反則金7,000円となります。

また、違反かどうかはさておき、2023年事故件数の1/4が「出会い頭」による事故で、「追突」に次いで多く、一時停止違反に起因する割合も大きくなっています。

それでも住宅街などを走っていて、「止まれ」でぴったりと停車している車は残念ながら少ない状況です。

「一時停止線」は交差点や横断歩道の少し手前に引かれていて、
「ここで止まっても左右が見えない」と思っている運転者も多いかと思います。
だから見やすい場所まで止まらずに進んでしまいます。

実は「一時停止線」は、そこで止まって「左右の安全確認」の目的で引かれているのではなく、あくまで「出会い頭事故の防止」のために引かれています。
「左右の安全確認」は一時停止の後、ゆっくりと進んで行います。
それを計算して意味のある場所に引かれています。
自転車は右からも左からも走ってきます。

たとえ左右が見えない場所でも全ての車が問答無用で一旦 停止するために引かれているのが「止まれ」の「一時停止線」です。


この一時停止線で、バンパーを合わせてピッタリと止めている運転者は、やっぱり運転が上手く、かっこいいと思います。

今日も安全運転で行きましょう。